スカンティップス展 (食器編)

3日の展示会が終わった夜から、また風邪をひいてしまいました。
すっかり気が緩んでしまったのかもしれません・・・。

少しずつ写真を整理しています。


                展示会オープン直前です。
   
他に出展されていた方のどのテーブルも、とっても共感できる大好きなテーブルでした。

自分の作品作りはもちろん、テーブルクロス、お花などの演出もすべてコーディネイトするという、本当にめったにない機会を頂きました。

テーブルの上のものすべてで、一つのストーリーが見えるように。
この半年、頭の中に色々なプランがひらめいては、消えて・・・を経て、形になったのが今回のテーブルです

「食器編」・「テーブル小物編」・「茶箱編」・「フラワー編」と、順を追って、記憶の新しいうちにブログアップしていこうと思っています。


     
       ケーキ皿(Wild Rose)とティーカップ(りんごの花)

準備は、まず食器選びから始まります!

ほぼ決めていた食器候補があったにもかかわらず、お教室で色々な食器を物色している間に、ついつい心が揺らぎ、何と年が明けてから、同じブランド(KPM)の別シリーズに変えてしまいました

これが苦労の始まりだったと・・・・。

ケーキ皿は、リム(縁)がほとんどなく、面が広いフラットなタイプです。
この面の広々とした部分が、気持ち良いぐらいにピンときてしまいました。
白磁の時点で、すでに、ゴージャスな凹凸のあるレリーフが施された食器なのです。

     
            コスモスのティーカップ&ソーサー

ソーサーの真中ではなく、端にティーカップをセットするタイプです。
ソーサーの内側に、ちょこっとクッキーを添えられる!と、この形に飛びつきました。

そして、このセットを作るにあたって、絶対にしようと思っていたことは・・・

     

ゴージャスなレリーフの一部を、窓に見立てて、植物の名前を入れること!
カップのハンドルを、木の枝のように、ブラウンとグリーンで仕上げること!

でした

選んだモチーフは、11種類。(多すぎます。)

ケーキ皿: ストロベリー、クロッカス、すずらん、野バラ、コーヒーの木、オリーブの木、チェリー

カップ&ソーサー: スノードロップ、ハニーサックル、コスモス、リンゴの花

後に、この自分で選んだモチーフの多さに、振り回されることになりました。

     
        ティータイムには、やっぱり3段トレイは欲しいし・・。

この上に、オードブルや、チョコレート、スコーンやサンドイッチを、のせた〜い。

     
         40センチ×30センチのオーバルの大皿(ヒヤシンス)

当初は、このシリーズの食器に、このようなしっかりした色調で、伝統的フローラダニカ?のように描こうかと思っていました。
が、食器自体のシリーズを変えるという心変わりをしてから、絵のデザインや色調も、(アンティーク調⇒ナチュラル感)と、テーブルのテーマ自体も含めて、大きく変化していきました。

はたして、どちらで進むのが良かったのか
自分でも、「 IF 」のもう一つの姿を見てみたい気がしています。

今すぐ、また大作に取りかかる気にはならないのですが、いつか・・いつか・・・・ですね


次は、テーブル小物編です!













    

SCAN TIPS (スカンティップス)展 終わりました!

7月3日 お陰さまで「スカンティップス展」を無事、終えることが出来ました。

1日限り、たった7時間のイベント。
悪天候の中、そしてお忙しい中を、たくさんの方にご来場いただき、本当にありがとうございました。
 
         

出展に際し、絵付けの先生、大先輩方にご指導を頂きながら準備を進めてまいりましたが、絵付けではない分野におきましても、本当にたくさんの方々に助けて頂きながら、ようやくこの日を迎えることが出来ました。
改めまして、心より感謝申し上げます。

そして、ようやくマスター取得ということで、授与式や写真撮影会なども行われました。

        
  
展示会の直前、陣中お見舞いということで、こんな素敵な薔薇を送ってくださった先生(他のお教室の先生でしたのに・・・)がいらっしゃいました。
「サムライ」という薔薇だそうです。
「あなた、サムライのように頑張っているから・・・」とのメッセージで、とても暖かい励ましを頂きました。

マスター作品は自由課題で制作するのですが、石井逸郎先生のお教室展で、そして素敵な展示会場で、1m×2mという大きなスペースの展示をお許し頂けるという、(人生最大?の)貴重な機会に、どんなテーマがいいかしら・・・。

これまで、いくつも迷ってきましたが、半年前についに、「ガーデンセッティング」のようなテーブルにすることを決めました。

     

 「初夏のガーデンテラス」

チェリーや、オリーブ、ストロベリー、コーヒーの実にハニーサックルなどのティータイムのための食材たち、可憐な野の花たちを描きました。
まるで、植物図鑑を広げたようなナチュラルセッティングのアフタヌーンティーのテーブル。
このテーブルにあるものすべてでお客様をおもてなししたい・・・
そんな気持ちを込めて制作いたしました。




ブロンズ色の2枚仕立てのテーブルクロス、グリーンとオフホワイトを基調としたお花、グリーンの茶箱の中には、文字通り、ティーアイテムをたっぷり収納いたしました。
4人分のティーカップ&ソーサー、ケーキ皿、3段トレイ、オーバル皿には、大好きなお花たちを、のびのびと描くことを心がけました。

お一人さまずつにセッティングしたガラスのポットには、生のミントとローズバッズ(つぼみ)を入れて、フレッシュなイメージを。

初夏の日差しを浴びながら、緑を感じ、楽しい語らいのひと時を・・・。



少しは、ガーデン・アフタヌーンティの雰囲気が伝えられたでしょうか



会場では、準備の合間をぬって、大まかな写真しか撮影できませんでしたので、また後日、少しずつ作品をご紹介させていただきたいと思います。

Chez Miki のHPで、あまり鮮明ではありませんが、もう少し大きな画像をご覧頂けます
こちらから。






明治神宮 菖蒲園♪

2012年も早、折り返そうとしています
今年も、明治神宮の菖蒲苑に行ってまいりました

     
        先日の台風で、菖蒲たちもダメージを受けたそうですが。


     
          まだまだ、たくさん咲いていましたよ〜


     
        スケッチ&写真エリアでは、カメラで近づくことができます

美しい菖蒲田が続く、小路を進んで行きます。

     
               加藤清正の井戸 

昨年は、入場制限や、予約チケットが必要なほど混んでいる人気スポットでしたが、今年は普通に立ち寄ることができました

加藤清正の下屋敷があった場所に湧き出ている、井戸なのです。

子供のころ、お水採りに来たことがあったのを思い出しました。
数年前までは、「井戸?」という構えでしたが、今はすっかりきれいになっていてびっくり。

本殿前の参道には、明治天皇のご即位から、明治神宮が完成に至るまでの説明画が、両側に建ち並んでいます。

     
           なぜ代々木に?

明治天皇が、お体の弱い皇后を気遣われ、皇后のお散歩場として設計された庭園があった場所が、ここ代々木だったのです。

     
          100年を見越した杜づくり

明治神宮の森、第一線の学者たちが集められ、科学的な解析をもとに、自らの力で世代を更新出来る杜づくりが行われました。

     
          計画的に、木々が植えられました。


   
              90年前、ここは荒地だった

そして、

   
        平成32年、明治神宮は鎮座100年を迎えます!

本当にこの明治神宮の杜は、深ーい生命力を感じられる神秘的な空間です。

まだ菖蒲も咲いておりますので、是非、森林浴をなさってみてはいかがでしょうか??








さくらんぼご飯♪

 

初夏になると作りたくなるものシリーズ第2弾は、さくらんぼのご飯です。

 

さくらんぼといえば、やはりお味もお値段も佐藤錦が一番ですが、6月中旬過ぎから手頃な価格で出回るアメリカンチェーリーも、立派な一品に変身させてしまえるんです。

 

     

 

材料 (2合分)

もち米

うるち米

アメリカンチェリー (150グラムから180グラム)

酒(適宜)

分量の水

塩漬けの桜の葉っぱ

 

作り方

1.もち米:うるち米=1:2 を目安に計量し、米をといでから水気を切っておく。

2.アメリカンチェリーは種をとって、4つ割りくらいにしておく。

3.1の米を炊飯器に入れ、塩と酒を足して2合のメモリまで水を入れる。

4.3に2で用意したアメリカンチェリーを加えて、普通に炊く。

 

私の炊飯器にはモチモチ仕上げ!というのがあるので、そのメモリにセットしましたよ。

 


     

そして炊きあがると・・・

 

 

       

こんなにキレイなピンク色のご飯が炊けました。

まるでお赤飯のよう!!

 



     


今回は
30分ほど塩抜きした桜の葉っぱで巻いて、おにぎり仕立てにしました。

 

少し塩味を聞かせたほうが、さくらんぼの甘酸っぱさが引き立って、美味しいみたいです。

 

お祝いごとのお席や、おもてなしにも喜ばれると思います。

そして何よりも、旬のものを旬の時期にいただくと、なんだか得をしたをした気持ちになりますね。

是非、お試しあれ




「かるかん」を作りました♪

 

今月の和菓子教室「わっか」では「かるかん」の作り方を教えて頂きました

      


かるかん(軽羹)は、鹿児島県をはじめとする九州特産の和菓子だそうですが、すりおろした山芋と卵白(メレンゲ)の見事なまでのコラボで、
ふんわりと、そしてしっとりしていてとても美味しいお菓子です。

 

先生のお庭に咲いている紫陽花も初夏のテーブルを彩ります。


      

基本の生地を使って、「彩りカップかるかん」も作りました

 

      


こちらはマフィン型の紙カップに生地を入れて、それぞれトッピングしたもので、蒸し器を使いました。

 

 

蒸しあがったらマフィン型から取り出すと・・・

彩り鮮やかなかるかんの出来上がり!


      

           左上 大納言甘納豆

           右上 ドライブルーベリーとカシューナッツ

           左下 生姜の甘煮と白ゴマ

           右下 オレンジピール

 

シンプルながらもあらためて和菓子の魅力を再認識させてくれた、おいしい一品でした!

来月(718日、19日)は 『いちじくのコンポートの葛切り』 『キーゥィの葛よせ』 『青柚子の冷たいお汁粉』の3品だそうです。

とっても楽しみです。

夏のおもてなしにピッタリですね

ご興味おありの方は、是非、「わっか」主宰の富所先生090-3315-8002(Chez Mikiのブログを見て連絡した旨、添えて下さい!とのことです)までご連絡してみてください。










Kaffeeobersschnitten (カフェオーバスシュニッテン)♪

今月のBackstube Ati のウィーン菓子レッスンは、kaffeobersschnittenでした。
コーヒークリームの切り菓子です

     

ロール生地にするためのスポンジ生地と、Murbteigというビスケット生地を組み合わせ、中にコーヒークリームを流して作ります。

このコーヒー味のシュニッテンには、チェリーのコンポートの組み合わせて頂くのが最高なのだそうです。
生地にはココアが、クリームにはコーヒーやカルーア(コーヒーリキュール)が入っているので、香りが上品で、とても美味しいのです。


今回チェリーの種とり器というものを初めて使いました。

     

トングの先端にチェリーがセットできるようになっていて、カチャンと挟むだけで、種をきれいに取り出すことが出来ます。
とっても、便利

コンポートを作るときには、この種も使うのが本場の作り方だそうです。

     

旬の素材を使って、とっても美味しいケーキとコンポートの組み合わせを教えていたただきました。

忙しい忙しい・・ではなく、「生クリームとコンポートくらいは復習を・・。」と思っておりま〜す






絵付けの展示会( in Q.E.D.CLUB )のご案内♪

恵比寿のQ.E.D.CLUB にて、ポーセリンペインティング(西洋絵付け)の展示会が行われます


     


今回は、「伝統と革新」というテーマで描かれた作品展です。





会場となります Q.E.D.CLUB は、恵比寿駅近く、元ハンガリー大使公邸だった場所で、約1100坪の邸宅と緑豊かな庭園を持つ素敵なロケーション。
こちらを借り切って、展示会が行われます。

お天気が良ければ、お庭でお茶とケーキを召し上がっていただくことも出来ます


     
                     美しいガーデン

私はマスター取得させていただきましたので、マスターテーブルという形で、出品準備を進めております。
小さな茶箱も置いて、アフタヌーンティをテーマにしてみました
と、コンセプトはいたって明確ですが、肝心の作品が追いつかず、四苦八苦・・・。

石井先生の新作や、大先輩方々の圧倒的に素晴らしい作品に囲まれ、本当に本当につたない作品ですが、今、精一杯取り組んでおります。

7月3日(火)13時〜20時。
たった1日だけの開催日となりますが、めったにお目にかかることができない石井先生の作品をご覧いただける貴重な機会でもありますので、ご興味おありの方は、是非お越しください


(追記) こちらの展示会は、入場券が必要となります。

     前売り券:2000円(お茶+ケーキ付)
     当日券 :1000円(入場のみ)
     当日お茶券:1500円

チケット購入をご希望の方は、okeiko-info@chez-miki.com までご連絡くださいね。














ひんやりソラマメのシロップ煮♪

 

初夏を感じて・・・

 

地元のスーパーでもソラマメが出回り始めています。

ソラマメを見ると思わず思い出すのが、なかやみわさん作の童話、ソラメメくんシリーズです。

 

     

 

「そらまめくんの たからものは このベッド。くものように ふわふわで、わたのように やわらかい。・・・」

 

という書き出して始まるこの童話はもう、傑作です。

読み聞かせの苦手だった私でさえ、何度も何度も子供と読みました。

 

ソラマメくんや、グリンピースの兄弟や、ピーナツ君たちが次々にやってきて、ソラマメくんにべっどを貸してほしいと頼むのに、そらまめくんは誰にも自分のベッドを使わせてあげようとしないのですが、ある事件をきっかけにして、ソラマメ君のかたくなな心がほぐれて、みんなを自分のベッドに招待するというお話です。

 

 

今回は、このソラマメを見ると、無性に作りたくなる我が家の定番メニューを紹介します。

 


     

             ひんやりソラマメのシロップ煮

材料は・・・

ソラマメ 2袋(正味300グラム)

塩、酒少々

 

シロップ

砂糖  160グラム

水    200cc

 

このレシピは20年ほど前、料理教室でならったものですが、今でもほとんど毎年作っているお気に入りのメニューです。

私は、ゆでるとき、お酒も少々いれています。

 

1 さやから出したソラマメを塩と酒を少々加えた熱湯で色よくかために茹で、丁寧に皮をむく。

2 シロップをひと煮たちさせてから皮をむいたソラマメを1分ほど弱火にかけ、そのまま漬け込んで冷蔵庫で冷やす。

 


     


ちょっぴり塩味のきいたソラマメとシロップの甘さのコントラストがうれしい一品です。

そしてひんやり甘いもののあとには、紅茶と豆源のおかきを少々添えて。

カービング教室の生徒さんたちにも評判は上々でした


ブログのカテゴリーに、「おすすめレシピ集」を、新しく作りました









八ヶ岳倶楽部♪

週末は、八ヶ岳倶楽部で行われている赤松純子さんのテーブルウェア展に行ってまいりました。
マリアアマリアのイベントでご一緒させて頂きましたのがご縁で、すっかりファンになってしまいました。
先日、「テーブルウェア展」のご案内ハガキが届いて以来、そわそわしていましたが、なんとか日程をやりくりし、会期終了間際に駆け込みました

     

八ヶ岳倶楽部は、2000坪もの敷地を持つ、緑豊かなギャラリー&レストランです。
お手入れの行きとどいた雑木林は、作庭家としてもご活躍されている俳優の柳生博さん、園芸家の柳生真吾さんが、手間をかけて育て上げた作品そのものだそうです・・。

この日もお二人とも、お庭のお手入れにいらしていました。
テレビの中と変わらぬ笑顔で、「こんにちは」と、声をかけてくださいました〜。


     
            こんな素敵なウッドデッキが続き・・・。

     
            つつじの赤さが際立っていました。

こんな素敵な緑あふれるロケーションこそ、赤松さんが大切になさっているテーブルコーディネイトに必要な空間なのだそうです。

     
           さっそく、素敵な空間を発見

     
           ステージの外のウッドデッキにて。


       
          あふれる緑を背景に、美しいセッティング


     
             素敵なカトラリーたち


     
        見上げると、美しい木の葉が、揺らめいていました。

風を感じる・・・そんな素敵なコレクションの数々でした。
百貨店などの催事内だけでは表現しきれない、そんな素敵な世界を見せて頂きました。
素敵なテーブルアクセサリーに目移りしすぎて、そしてお話も楽しく、なんと3時間も過ぎてしまいました


その後、レストランで昼食&フルーツティを頂きました

     
     
7種類のフルーツがどっさり入った紅茶は、フルーツの香りがたっぷり。

やっぱり思いきってお邪魔して良かったです。
心身ともにリフレッシュさせていただけました!!










  


Teegeback テーゲベック♪

今月のBackstube Atiでは、3種類のテーゲベックを作りました
Tee Timeのお供になるクッキーのようなものです。

ココナツの入ったもの、絞り出すタイプ、そしてアイシングで線描きをしたり・・・と、楽しくレッスンが進みました。

     

毎日、少しづつ大切に頂いていま〜す。


     
         今月のマジパン教室は、「ニンジンの品評会
 

うさぎさんたちが、丹精こめて育てたニンジンを持ち寄り、自慢?ご披露し合いながら、お茶を楽しんでいるシーンです。

うさぎちゃん、自ら人参をそだてているのですねっ。

高山先生の素敵な飾り棚には、マジパンギャラリーがどんどん増えていき、毎月がとても楽しみです



*高山厚子(ウィーン菓子研究家)*
フェリス女学院大学音学科ピアノ科卒業後、ウイーン・コンセルヴァルトワールに留学。シュタートラー教授にピアノを師事。
ウイーンガストロノーミッシェ・インスティテュートにおいて、ヴォルフガング・カルプヘン氏にウイーン菓子を師事する。
スイス・バーゼルにおいてカール・シルマン氏にマジパン細工を師事する。
その他、デュッセルドルフ、コンディトライ カフェ・マウス
ハーゲン、カンデルン、カフェ・ラコステにおいて研修を積む。
日墺文化協会主催「ウイーンのお菓子教室」講師
高山厚子著書「ウイーン菓子12ヵ月」文芸社










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